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誤った情報に惑わされない方法

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誤った情報に惑わされない方法

ネット上では誤った情報が蔓延しています。人々は何でも発信ができ、取締りもないため、誤情報が流行して広まると、すぐにそれが一般的になってしまいます。このような誤った情報はたちまち制御不能となる可能性があり、インターネットの影響力もあって、誤りを覆すことは簡単ではありません。

昔から、嘘や確認不足の情報が問題になることはありましたが、現在ほど情報が広まっていたわけではありません。1800年代には、間違った情報を広めるには口コミが一般的で、新聞ですらかなりローカルなものでした。そのため噂がある程度広まっても、ごくわずかな人々以上に影響を与えることはありませんでした。

メディアが普及すると、情報の拡散が速くなり、より多くの人が同時に情報を目にすることができるようになりました。その結果、たくさんの人々が誤った情報を口にするようになり、拡散が続きました。このような嘘や詐欺が非常に簡単に作られ、世界中にばらまかれるようになったのは、インターネットが登場してからのことでした。今では、私たちはソーシャルメディアのアカウントにサインインするだけで、楽しくて面白い、あるいは痛快なストーリーを持つミームやヒント、写真にたどり着くことができます。絶え間なく情報が流れていますが、そのすべてが良いものでも、事実に基づいたものでもありません。

 

悪い情報とは?

誤った情報の別称として、フェイクニュース、詐欺、虚偽情報などがあります。また、ウワサという言葉も目にしたことがあるかもしれません。いずれにしても、誤った情報は、誰かの手で特定の目的のために作られたものです。

ソーシャルメディアはとても簡単に情報の共有ができるため、一度取り上げられた情報はすぐに “現実 “になります。数年前のブルーとゴールドのドレス論争を思い出してみてください。あれがどれだけ早く流行したか覚えていますか?

Facebookの偽の選挙ニュースの話を読むと、投稿がどれほど多くの人に見られ、バイラル化していくかがわかります。例えば、Ending the Fedが掲載した “ローマ教皇フランシスコがドナルド・トランプ支持を表明、世界に衝撃” という見出しでは、およそ100万人がこの情報に関心を持ちました。

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悪い情報があなたに与える影響

現在、フェイクニュースは非常に広く普及しており、多くの人が見出しを見ただけで立ち止まり、それが真実かどうかを調べなければなりません。実際の情報ソースがあっても、間違った情報こそが本当に正しいと主張する人もいます。誤報が自分や周りの人にどれほどの影響を与えたかは、被害が大きくなってからわかることが多いのです。

ただの情報であるにもかかわらず、なぜ誤報は有害なのでしょうか。次のようなことが考えられます。

  • 健康への悪影響

    インターネット上には、さまざまな病気を治すための“治療法”が、いつでもいくつも出回っています。その中には無害なものもあれば 危険なものもあります。人々は金儲けをするために、あるいは単に問題を起こすために、こうした噂を流すことがよくあります。

 

  • 人種差別・性差別などを助長

    特定の人種や国籍、あるいは大きなグループを恐れさせるようなミームは、非常に有害です。人種差別の理由として、ソーシャルメディアの投稿を利用した人は一人や二人ではありません。その良い例が、「移民が仕事を奪っている」と言って、外国人に対する反感を煽ることです。

 

  • 経済的な影響

    多くの人は、何かが自分を助けてくれるという、虚偽の主張へお金を使います。しかし、情報の精査なしに、何が真実であるか知ることはできません。奇跡の治療法や100万ドルを稼ぐ方法などを投稿している人も、少数ではありません。ある人にとっては当たり前のことでも、誰もが簡単に詐欺を見破れるわけではありません。

 

  • いじめや自殺の助長

    ネットや学校でいじめられたことが原因で、10代の若者が自殺したという話を見たことがあると思います。被害を受けるのは子供だけではありません。多くの大人が深刻な精神的問題を抱えており、ネット上のいじめにも対処しなければなりません。残念ながら誰もが見られるように、ソーシャルメディアに誰かに対する嘘を投稿するのは、とても簡単なことです。

一般的に悪い情報は問題ですが、あなたのビジネスにとっても大きな問題となる可能性があります。必要に応じて迅速に対応できるよう、自社に関するフェイクニュースを常に把握しておくことが重要です。

もし、誰かがあなたのビジネスに関する悪いレビューや嘘を掲載したとしても、それは誹謗中傷にあたるため、簡単に削除することができます。しかし、事実ではないことを証明できれば、それに越したことはありません。事実に基づいた有益な情報を発信することが、噂に対抗する最も効果的な方法であることは間違いないでしょう。

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悪い情報に対抗するには

結局のところ、オンラインやオフラインで目にする情報の多くは信じられません。では、あなたがリンクを共有する際に、それが真実だと確認するにはどうすればよいのでしょうか?

まずは、常識的に考えてみましょう。明らかに専門家ではないサイトからの情報であれば、注意が必要です。正しい情報を得るためには、評判の良いサイトを見るようにしましょう。

次に、ファクトチェッカーを利用しましょう。有名なSnopes.comをはじめとして、インターネット上には数多くのファクトチェッカーが存在します。よくあるミームや誤った情報をピックアップしてタグ付けし、証明や真実へのリンクを追加してくれます。これらを利用して、フェイクを広めないようにしましょう。

最後に、ただかっこいいという理由で、何でも伝えたり公開したりしないでください。また、掲載する場合には、ソースは未確認を明記するのがよいでしょう。そうすることで、人々は自分で調べ、あなたがシェアしたものを盲目的に信じることもなくなります。

誤った情報が蔓延しています。多くの検索エンジンでは偽情報アルゴリズムが導入されていますが、すべてを網羅しているわけではありません。あなた自身でチェックをして、どんな情報を投稿するか責任を持つ必要があります。

 

 

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